$「——『ALICE』を、探して欲しい。」$

時が違えば怪物や魔物、国が違えば"妖魔"と呼ばれる存在・"使い魔"。

そんな人間と"使い魔"の2つの種族が存在する世界。 とある国を中心に周辺諸国一帯の裏社会を牛耳る貴族・ヴィルヘルム家と、その当主個人に雇われ集められた少年少女4人。 彼らはヴィルヘルム当主の遣いとして、志を同じくする仲間として部隊(チーム)を組む。 そうして彼らはアンジェリーという少女をリーダーにして己の"使い魔"と、他のメンバーと共に"使い魔"と称される存在達を保護する活動をしていた。 保護活動をしつつ、時に平穏に。 時にとある教団との戦闘・衝突を繰り広げる、などして過ごしていたある日。 リーダーであるアンジェリーと、メンバーの一人・アマネはヴィルヘルム当主から秘密裏に呼び出される。 そこで雇用主であるヴィルヘルム家当主に "確かな情報も、その詳細さえも不明。だが確かにこの世に存在する"といわれる幻の存在・『ALICE』を探して欲しいと依頼される事になり…。

$——"空想世界は迷い子の中"$。

・『ALICE』 確かな情報もその詳細さえも不明。だが確かにこの世に存在するとされている幻の存在。 等噂が囁かれているが実態は一切不明。

・『ALICE』教 幻の存在『ALICE』を神と崇め、『ALICE』の所有権を主張する教団。

国同士の条約等、不可侵とされているものにも堂々と土足で踏み荒らしていく、頭のイカれた連中しか居ないような、最低最悪の…

◇登場人物

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アマネ ♂・18~20 現ヴィルヘルム公爵に雇われた者で構成された部隊『守護者(シュバリエ)』の一人。 ロベリアと共に生家を出、とある人物の協力を得て海を渡りアンジェリー、もといヴィルヘルム公爵の元へ。 元軍人であり、戦闘経験は豊富な方。愛用武器は東方の島国の剣。 ロベリアとは「"使い魔"とその主」としての関係だけでなく正しく相棒の関係。 お互いを理解し、信頼し合っている。

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